Dynamic commuter departure time choice under uncertainty
Jou, R.-C., Kitamura, R., Weng, M.-C., Chen, C.-C., Dynamic commuter departure time choice under uncertainty, Transportation Research Part.A, Vol.42, pp.774-783, 2008.
通勤行動の出発時刻選択に対して,許容可能な最も速い出発時刻tEと就業開始時刻twの2つを参照点として,その間に最も望ましい出発時刻tpがあるとする.そこから(1)t < tE (2)tE < t < tp (3)tp < t < tw (4)tw < tの4つの場合に分けられるのでこれらのゲインとロスをプロスペクト理論を用いて定式化し,推定するという内容の論文.論文自体は短いが将来のことをどう考えているかというスケジュール選択における認知構造に対して興味深い結果を与えている.day to dayの日々の行動データから基本となる行動パターンがあり,そこからの変動や変化を捉えようとする北村先生らしさが感じられる.
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- Prospect theory
- Gain and loss
- Departure time choice