The constrained multinomial logit: A semi-compensatory choice model

F. Martinez, L, Gong, 2009. The constrained multinomial logit: A semi-compensatory choice model, Transportation Research Part B 43(3), 365-377.

ロジットモデルにおける非補償型効用について．森川・倉内でも指摘されていた．implicit availability/perception model (IAP)は選択肢集合をfuzzy set，つまり各要素は選択肢集合のメンバーシップの程度を持っているとしている．つまり，選択肢集合がcrispではなく，softである．
この論文で提案しているconstrained logit model(CLM)はSwaitのモデルとIAPモデルの要素を合わせている．効用項に補償項Vcとadditive cutoff項(制約項)を入れており，制約項はガンベルのスケールパラメータで割ることでamplifyされている点がCascetta and Papola (2001)との違い．
行動モデルの論文であるため，非常に読みやすかった．cutoffを二項ロジットでやってることが特徴なのかな．細かい内容まできっちり読みたい感じの論文．

• Keywords
  • Discrete choice
  • Logit models
  • Constrained behavior
  • Consumer's utilities